ヨウムはとにかく賢くて、おしゃべりが得意!飼育は難しい?

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鳥の中ではずば抜けて高い知能を持つヨウム。

他の動物とはまた違ったコミュニケーションを楽しむことができ、大型のコンパニオンバードの中でも人気があります。

しかしインコの中でも大型ののヨウムということで、「飼育が難しそう…」というイメージを持ってしまうのは致し方のないこと人もいるでしょう。

そこで今回は、ヨウムの飼育に関する情報をまとめてみました。
ぜひ飼育の際の参考にしてみてください。

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ヨウムってどんな鳥?

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ヨウムは体長30㎝以上ある大型の鳥で、その大きさや名前からオウムの仲間だと勘違いされがちですが、冠羽がないため、インコの一種です。

体は灰色の羽で覆われ、真っ赤な尾羽が印象的。

インコの中でも最も知能が高い種の一つだと言われており、人間で言えば5歳児並の知能を持っているという研究者もいるほど。

その知能の高さからおしゃべり、モノマネ、意味を理解した上での会話など、ヨウムならではのコミュニケーションを楽しむことができます。

飼育は難しい?

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ヨウムは他のインコやオウムよりも比較的大人しく飼いやすい、と言われることが多いですが、そんなことはありません。

「比較的大人しい」とは言え、そこはやはり大型インコですから、鳴き声もそれなりに大きくうるさいですし、爪や嘴でケガをすることもあります。

また、知能が高いがゆえにとても神経質な一面があり、ストレスを溜めやすく「毛引き症」などを引き起こしやすい鳥でもあるのです。

ヨウムを飼育しようと思うなら、「飼育が簡単な鳥ではない」と言うことをしっかり頭に入れておいてください。

餌は何を食べる?

ヨウムの餌は、ペレット、シード類、果物、野菜です。

ペレットを主食に、副食としてシード類、果物、野菜(野菜はニンジン、カボチャ、青菜などの緑黄色野菜、果物はりんご、ミカン、イチゴマンゴー、バナナ、キウイなど)をバランスよく与えるのが良いでしょう。

シード類は好きな子が多く、ついついたくさん与えてしまいがちですが、脂肪分が多いのでほどほどに。

また、ペレットは栄養があり「完全食」だと思われがちですが、やはり長生きをさせるためにはペレットだけではなく、様々な食品をバランスよく与えるのが最善です。

ヨウムはグルメで好き嫌いが多い個体もいますが、できるだけ豊富な種類の食べ物を与えるよう心がけてください。

飼育で気を付けたいこと

ヨウムを飼育する上で、気を付けなければならないことがいくつかあります。

いずれも生き物が本来、持っている生態的な特徴なので、例外なく全ての個体に共通します。
下記で紹介していることをクリアできるかも飼育できるかどうかのポイントになります。

日光浴

まず一つ目は、「日光浴をさせる」こと。

ヨウムは日光浴をしないとビタミンD欠乏症になり、最悪の場合死に至ることもあるのです。

毎日2時間以上の日光浴をさせるのが望ましく、日当たりの良い場所へ移動させてあげるか、日光浴用のライトなどを用意する必要があります。

運動不足

次に「運動不足」に気を付けなければなりません。

忙しいからといってケージに入れっぱなしにしていては、体の大きいヨウムは運動不足になってしまいます。
(よほど大きなケージや、部屋で放し飼いにしている場合は別ですが)

毎日1時間は放鳥して自由に体を動かせる時間をとってあげましょう。

ただし、力が強くいろいろなものを壊す恐れがあるので、壊されてはいけないものや危険なものがないかはしっかり確認してください。

反抗期

三つ目はヨウムならではの「反抗期」。

ヨウムは生涯の間に反抗期が2回来ます。

反抗期は1ヶ月から数カ月間続き、強い攻撃性を見せるようになります。

いきなり怒り出す、強い力で噛みつく、言うことを聞かない(ケージに戻らないなど)といった行動が特徴。

まるで別の鳥になったかのような豹変ぶりに驚き、飼ったことを後悔するという飼い主も多いようですが…。

これはしつけや環境でどうこうなるものではないので、生理現象だということを理解して、反抗期が終わるまで根気強く待ってあげましょう。

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ヨウムはどんな性格?

ヨウムは人にも良く懐き、他のインコに比べると比較的大人しい性格をしています。

知能がとても高く、色や形を認識したり、中には数を数えたりできる個体も。

飼い主ともおしゃべりやモノマネといった様々なコミュニケーションを楽しめるのが、ヨウム飼育の醍醐味ですね。

しかしその知能の高さから、非常に神経質で臆病な一面もあり、ストレスを溜めやすい性格でもあります。

コミュニケーション不足や環境の変化により、毛引き症などの病気を引き起こしてしまうことも多いので、きめ細かいお世話が必要となります。

おしゃべりが得意

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インコと言えばおしゃべりが得意!というイメージが強いですが、その中でもオウムは特におしゃべりが上手だと言われています。

実に様々な単語を覚えておしゃべりをしますし、声色を真似たりもします。

また、ただ単に人の言葉をオウム返しするのではなく、言葉の意味を理解して「会話」ができるというのもヨウムの特徴で、時に言葉だけでなく、電話の音など環境音を真似るのも得意です。

しかし…どれだけおしゃべりをするかは個体差が大きいので、すべてのヨウムがペラペラとおしゃべりをするわけではない、ということを頭に入れておいてください。

関連記事:おしゃべりが得意なインコはどれ?個体差はどこまである?

鳴き声はうるさい?

ヨウムは他の大型インコ・オウムと比べると鳴き声が小さいですが、決して静かなわけではないので、油断は禁物です。

小型・中型のインコに比べればやはり声が大きいですし、ストレスが溜まると「呼び鳴き」と言った問題行動をとることもあります。

声の大きさを数値にすると「80デシベル」だと言われており、これは電車の車内の音やピアノの音と同じくらいの大きさですから、集合住宅ではまず騒音問題となりますね。

「声が小さく飼いやすい」と言うのを鵜呑みにせず、しっかりと防音対策をした上での飼育が望ましいです。

大きさ

体長約30㎝、体重約300~500g。
コンゴ民主共和国に生息している「コンゴヨウム」は、より大きくなる傾向があると言われています。

寿命

平均寿命は約50年と大型のインコらしく非常に長いです。

ただし、寿命を全うするためには適切な食事や飼育環境が必須となります。

価格

20万~50万ほど。
近年では数が減少してきており、さらには2016年のワシントン条約でペットとしての輸入輸出に制限がかかったため、今後は価格が高騰する可能性があります。

まとめ

ヨウムの飼育について、「思ったよりも簡単ではない…」とガッカリした人もいるかもしれません。

確かに、ヨウムはきめ細かいお世話が必要な鳥です。

しかししっかりとお世話さえできれば、他の動物や鳥たちではできないほど高度なコミュニケーションをとることもでき、とても魅力に溢れています。

きっと最高のパートナーになってくれるでしょう。

-インコ, ヨウム

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