デグーの飼育は簡単?飼育に必要なもの、毎月かかる費用はどれぐらい?

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デグーは南米アンデス山脈原産のネズミの仲間です。

元々はヨーロッパで人気でしたが、最近では日本国内でも人気が高まり、店頭で目にしたり実際に飼われる機会は多くなっています。

今回はそんなデグーの飼育に必要なものや費用、餌等について紹介していきたいと思います。

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デグーの飼育は簡単?

ペットとしての歴史が浅い動物は得てして飼育が難しいとされがちですが、デグーの飼育は簡単な部類に入ります。

飼育にあたって特別なことをやる必要はありませんが、何点かデリケートな面を持つ生き物でもあります。

下記では一つ一つ紹介しているので、飼育前に確認しておいてください。

デグーの基本的な部分、生態としての性質に関しては下記をご覧ください。

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温度管理

Small degu in the woods
デグーを飼育するうえで最も大切なのが温度管理です。
なぜかというとデグーは元々、高原地帯に生息しているため、寒さにも暑さにもそれほど耐性を持っていないのです。

高原の気候の特徴として、一年を通して気温がほとんど変化しないということが挙げられますが、そんな地域原産のデグーにとっては寒暖差が激しい日本の四季というのは相性は良くありません。

それ故に熱中症や低体温などで体調を崩してしまうことが度々あります。
最悪の場合突然死してしまうこともあるので、細心の注意を払ってあげましょう。

デグーが生活する理想的な温度は20度前後

極力、一日のうちに大きな温度差が出ないようにしてください。

理想的な温度とまでは行かずとも10度以上、25度以下。

冬には小動物用のヒーター、夏には冷房によって温度調整をしてあげる必要があります。

ただしヒーターはコードを齧ってしまうことがあるので、しっかりと隠すかケージの外にコードを出すようにします。

慣れるまでの時間

デグーを迎え入れたからには、何よりも手乗りする程度には懐いてほしいところですが、慣れるまでに、それなりの時間を必要とします。

いきなり触れる、またケージから無理やり出すような行為はもってのほか。

デグーは警戒心が強く、環境の変化に大きなストレスを感じやすいので、まずは新しいケージに慣れさせることから始めなければなりません

その間は急な接近、また極端に大きな音を出してしまうと余計に慣れるまで時間がかかってしまいます。

逆に早く慣らすにはその場の環境に慣らしてから、声をかけてあげる、手渡しでエサを与えるなど少しずつ距離を近づけていきましょう。
人がいても近くでエサを食べるようになったら、ケージから出して少しずつ触れるようにしてください。

運動不足

デグーは運動量の多い動物で、運動不足に陥るとストレスをため込みやすくなります。

デグーを運動させる方法として、以下の方法があります。

・高さのあるケージ
・回し車
・ケージから出す

以上の3点ですが、この中でも特に取り入れてほしいものは回し車です。

デグーが好きな時にいつでも走ることができるので、飼い主の外出が多くとも運動不足の解消を手伝ってくれます。
ただし、回し車によっては音がうるさいものがあるので、サイレントホイールといった、音が出にくいものをお勧めします。

デグーは夜型の生き物です。
ケージを飼い主の寝室と同じ部屋に置く場合は特に慎重に選ぶ必要があります。

偏食の傾向が強い

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デグーは様々なものを食べますが、主食はチモシーと呼ばれるイネ科の植物を乾燥させたものになります。

このチモシーですが、カロリーが低く、栄養価もあまり高くはないので、毎日たくさんの量を食べる必要があります。

デグーは嗜好性が高く、個体によっては特定のチモシーしか食べない場合もあります。

そんな時に与えてほしいのがペレット。

ペレットとはチモシーだけでは足りない栄養素を補ってくれる総合栄養食のようなものです。

ほとんどのデグーはこのペレットが大好きで、与えれば与えるほど食べてしまう個体もいるのですが、そのため偏食を引き起こしてしまうことがあります。

また、栄養をため込みやすい体のつくりをしているため、肥満や糖尿病のリスクも上がってしまいます。
一度偏食を起こすと元の食性に戻すまで、相当な苦労をすることになってしまいますので必ず与える分量は守りましょう。

デグーの飼育に必要なもの

Degu beside small wooden pet house
デグーを飼育するのに必要なものは、思っているよりも多くあります。
飼育必需品がセットになったものが1~2万円ほどで販売されているお店もあるので、そういったものを利用するのも良いでしょう。

必要なものを以下に挙げていくので、足りないものや必要なものがあれば買い足してあげてくださいね。

ケージ

デグーは運動量が多く、特に上下運動が激しい動物ですので、高さのあるケージを選びましょう。

しかし、あまりに高さのあるものだと逆に落下事故につながることもあるので、適度な広さと高さを確保できるものにしてください。

一匹で飼う場合の目安は50cm四方ほどでしょうか。

金網の間隔はデグーが脱走できない幅で、指や爪を挟んでしまうような隙間がないかどうか確認してください。

また、プラスチック製のケージだと齧って穴を開けてしまう場合もあるので、金属製のケージを選びましょう。

特に齧っても安全で、錆びにくいステンレスがおすすめです。
ケージの床にはウッドチップやマットなど、床材となるものを敷いてあげてください。

餌入れ、水入れ

餌入れは衛生的でひっくり返りにくい、陶器製やステンレス製のものがおすすめです。
ケージの側面に引っ掛けるタイプでもいいですね。

水入れ(給水ボトル)はデグーが齧っても大丈夫なように、飲み口が金属製のものを選びましょう。

巣箱

デグーは本来、地下に巣穴を掘って暮らす生き物。
そのため、巣穴の代わりとなる寝床を用意してあげなければなりません。

人の視線や光を遮れる、閉鎖性の高いものがおすすめです。

大きさはデグーが中で向きを変えられる程度、ちょうど良いサイズのものがなければ自作してみてもいいかもしれません。
個体によって好み(温度や気分によっても変わったりする)があるので、何種類か設置しておいても良いでしょう。

のぼり木、足場

上でも述べたように、デグーは上下運動が激しい動物ですので、のぼり木や足場を設置してあげましょう。

うまく設置できれば、極端に高さのあるケージでなくても十分に上下運動させてあげることができます。

ただし、デグーが落下してしまわないように、階段状に設置します。

デグーの動きをよく観察して、登りにくそうだったり下りにくそうだったりする場合は、レイアウトを変えてあげましょう。

砂遊びグッズ

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デグーには砂遊びができる環境が必要です。

ただの遊びとしてではなく、人間で言うお風呂の役割があり、必要不可欠になります。

テグーが転がれる程度の大きさと、砂がこぼれない深さがある容器(プラスチックでも陶器でも何でもかまいません)に砂を2~3cm入れてあげましょう。

砂の種類は個体によって好みがありますので、小動物用の砂やチンチラ用の砂など、お気に入りのものに当たるまでいくつか試してみてください。

砂遊びグッズを常にケージに入れておくとその中に排泄してしまったりするので、その都度入れたり出したりするのがいいでしょう。

おもちゃ

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おもちゃの中でも回し車は運動不足解消やストレス発散に最適です。

サイズが小さすぎると腰を痛めてしまうので、テグーのサイズに合った回し車を用意してあげましょう。

また、かじり木はストレス発散の他に歯の伸びすぎを防ぐ効果もあるので、こちらも用意してあげてください。

「かじり木」として専用に売っているものでなくても、ホームセンターの木材でも大丈夫です。
ただし、塗料や防腐剤が使われていないかどうかをきちんと確認するようにしましょう。

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デグーの餌はどんなものがいい?

野生の頃からデグーは完全な草食なので牧草と水だけで良いとされています。

特に糖の代謝能力が限りなく低いので、野菜や果物であっても糖尿病になってしまう恐れがあります。

デグー専用の餌もありますが、こちらは嗜好性が高く、それに慣れてしまうと他の物を食べなくなってしまう可能性も出てきます。

それにより、糖尿病になったり、奥歯が摩耗されずに不正咬合になったりと健康面で問題が発生してしまうので、量や頻度をよく考えた上で与えるようにした方がいいかもしれません。

関連記事:デグーの餌は何を与えるべき?餌を与える時間と量、オススメの商品は?

デグーの飼育に必要な費用

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デグーを飼育する上で気になるのが、飼育にかかる費用ですね。
基本的に設備だけで言えばハムスターやうさぎを飼育するのとそう大きくは変わりません。

生体の価格という点では、うさぎよりも大幅に安く抑えることができます。(種類にもよります)

ただしテグーはハムスターよりも寿命が長いので、生涯でかかる費用という面では少し割高になります。

初期費用

予算としては、初めての飼育ならば2万円程度を見込んでおけば良いでしょう。(※一匹の場合)

もちろん、複数飼育のために大きなケージが必要だとか、珍しい毛色のデグーが欲しいという場合にはもっと必要です。

巣箱やのぼり木など、手作りをして初期費用を抑えることもできます。

毎月の費用

日々の飼育にかかる費用は、餌代、砂代、床材代などでしょうか。

もちろんメーカーや個々の消費する量によっても違いますが、ひと月に4000~5000円程度かかります。

これに加えて消耗するかじり木の買い替えや、エアコンで温度管理をしている人はその電気代などがプラスされます。

さらに医療費として、突発的な病気や怪我などの治療費、健康を維持するための健康診断の費用などもかかってきます。

まとめ

デグーはネズミの中でも賢く、飼育も難しくないので、初めてネズミ目の動物を飼う際に選ばれることが多くなってきました。

また、デグーのように人に慣れてくれる動物は、より大きい癒しになり、かけがえない家族の一員となります。
ハムスターやリスが欲しいという方は是非ともデグーを選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

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