ゴールデンハムスターの飼育方法、餌、適正温度は?性格、毛色の種類、寿命はどれぐらい?

2018/07/23

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ハムスターの中でも人気の種類として多くの人に知られているゴールデンハムスター。

活発かつ飼育しやしすい性格の持ち主で、初心者にもオススメの種類なのですが、こちらではゴールデンハムスターのそれ以外の部分にも焦点を当てて紹介していきます。

以前から人気があり、定番の種類とされていますが、その要因はどういったところにあるのでしょうか。

関連記事:人気のハムスターはどの種類?それぞれの特徴と違い

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ゴールデンハムスターの歴史

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ハムスターの中でも特に人気があり、今でこそよく知られているゴールデンハムスターですが、その歴史は1930年のシリア。

当時のヘブライ大学のアハイロニ教授が地下2メートルの巣穴からメスのゴールデンハムスターと12匹の子供たちを捕獲したことで人間との関わりがスタートすることになりました。

このうちの3匹を交配し、1年で150匹にまで増やすことに成功しました。
※現存するゴールデンハムスターは全てこの時の子たちの子孫と言われています。

戦後、日本に持ち込まれ、見た目の可愛らしさや飼いやすさから家庭でも愛されるようになります。

ペットとしての歴史が長いゴールデンハムスターは毛色や柄が豊富です。

野生の全ての個体はカラーが茶色、毛も短いもののみでしたが、ペットとして飼われるようになってからは白い毛や長毛の個体が突然変異で生まれるようになります。

その結果、今やキンクマハムスターやドミナントスポット等、多くの種類の子が存在しています。

ちなみに今でこそ小動物の代表的な存在のハムスターですが、ペットとしての歴史は100年も経っておらず、未だに野生の本能も色濃く残っています。

ハムスターと快適に暮らすには動物としての習性を理解し、尊重して接することが大切になってきます。


ゴールデンハムスターの飼育方法

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知名度も高く、飼育するための情報が出回っているゴールデンハムスターですが、実際に飼育するとなると、事前にしっかりと知っておかなければいけないことはあります。

~飼育するためのポイント~

・飼育で必要なものは揃える
・餌と与えてはいけないもの
・多頭飼いは控えるべき
・体調管理と病気

今回はゴールデンハムスターの飼育のポイントとして紹介していますが、基本的に他の種類にも当てはまる内容となっています。

餌について

ハムスターの餌と聞いて真っ先に思い浮かべるものはヒマワリの種なのではないでしょうか?

しかし、ヒマワリの種などの種子類ばかり与えているとカロリー過多になってしまうので、基本的に与えるものはペレットが主になってきます。
そして、補助の役割でヒマワリの種などの種子類や野菜、果物類を与えるのが基本になります。

餌は一日一回夕方に与えます。前日の夕方に出しておいたものを次の日の夕方に新しいものに取り換えるという形です。

ペレットは毎日与えますが種子類は2,3日に1回のペースで与えると良いでしょう。
与えすぎは肥満の原因になるので気を付けてください。

ハムスターは夜行性なので夕方ごろに起きだすので、それに合わせてご飯を出してあげると良いですね。

ただし、野菜類や果物類は翌朝残っているようだったら捨てます。

野菜や果物といったものは思っているよりずっと腐りやすいためです。また、水分補給のための水も毎日こまめに取り換えましょう。

ハムスターの一日の食事の目安は体重の5~10%ほどと言われています。カロリー計算をしながら管理しましょう。

関連記事:ハムスターの餌にはどんな種類がある?オススメとそれぞれの餌の特徴

与えてはいけないもの

ハムスターは雑食性であるため、与えるとだいたい口にしてしまいます。

しかし、ハムスターが食べてしまうと病気の原因になってしまったり、体調不良を引き起こしてしまったりすることがあります。

与えてはいけない食べ物をしっかり確認しておきましょう。

・油分、糖分の多いもの

基本的に人間の食べ物はハムスターにとって油分も糖分も多すぎるものです。
油分や糖分を摂りすぎると内蔵系の病気になってしまったり、肥満の原因になります。

・牛乳
ハムスターは大人になるにつれて牛乳に含まれている乳糖という成分を分解できなくなっていきます。

乳糖は分解することができないと下痢の原因になってしまうので牛乳を与えることは控えましょう。もしどうしても与える場合はペット用のものを少量にとどめることをお勧めします。

・野菜、果物の中で有害なもの
野菜、果物はハムスターが好むのでついつい与えてしまうこともあるかと思いますが、以下のものをハムスターに与えると体調を崩してしまう原因になるので控えましょう。

- トマト
- どんぐり
- リンゴの種
- じゃがいも(芽)
- ネギ類
- アボカド
- チューリップ
- アサガオ
- スイセン
- 鬼灯
- シクラメン
- アセビ
- ショウブ

などです。

基本的にはハムスターの食事として認められているものだけを与えるようにしましょう。

多頭飼いは控えるべき

初心者がやりがちなことなのですが、一匹で飼うと寂しいだろうといきなり一つのケージで複数のハムスターを飼育してしまうというケースがよくあります。

しかし、急に同じ場所で生活をせざるを得なくなったハムスターたちはストレスをため、飼い主の思惑とは反対に喧嘩してしまうことが多いです。
ずっと喧嘩をしてしまうわけではありませんが、同じゲージにいる他のハムスターにも負担がかかりストレスの元となります。

ストレスをため込むことで免疫力が弱くなってしまい、食事に手をつけなかったり水を飲むことを拒否することもあります。

ハムスターというのは一匹でも自分で遊んだり、上手に生きていくことができるので、無理をして多頭飼いをする必要はありません。

飼育で気をつけたいこと

飼育するにあたって気を付けたいことも併せて紹介します。

~~気を付けたいポイント~~

・体長管理
・適正温度を把握

日々の体調と病気

ハムスターはよく動き回る動物なので、病気に気が付かなかったなんてこともあり得ます。

飼っているハムスターの様子が違うと感じたら注意深く観察してあげることが必要です。

例えば、ハムスターが

- 体が汚れている
- 食事を食べない
- 耳にしわができる
- ケージの一か所にとどまって動かない
- 鼻が汚れている
- 夜になっても活動せず大人しい

といった状態の場合、具合が悪いことがほとんどです。

体が汚れているときは体調が悪く身づくろいが出来ていないというサインですし、普段に比べて食べる量が明らかに少ないというのも病気の兆候の一つになります。

また、ハムスターは普段耳がピンと立って張りがありますが、体調が悪いとしわしわになる(水分が少なく見える)ことがあります。
ハムスターのちょっとした変化にも気が付けるように普段から様子を観察しておいてあげることが必要です。

食後じっとして動かない場合はサルモネラ菌などによる細菌性の下痢になってしまっている可能性があります。
急に具合が悪くなった場合は細菌性の病気を疑います。

ハムスターは風邪をひきやすいので温度管理は大切です。

風邪を引いているかどうかはハムスターの鼻を見ると分かりやすいですよ。

くしゃみをしたり、鼻水によって鼻の周りがかぴかぴになっていたりするのでそういった場合はしっかり動物病院を受診しましょう。

ハムスターは基本的に夜行性なので夜になっても活動しない場合は注意して見てあげましょう。ただし、人間と暮らすうちにお昼に起きて夜眠るようになる子もいます。

適正温度

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野生の環境では、ハムスターの巣穴は17度くらいの温度に調節されています。

飼育されている環境では、そこまで自分での温度調節はできないため、ある程度飼い主の方で適温に保ってあげる必要があります。

下は10度以下、上は26度以上になると熱中症の症状が現れ、健康に支障が出るので、20度くらいを目安に温度を保ってください。(人工保育を行う場合は最高で35度くらいの環境が求められますが、成長と共に温度を下げる必要があります)

関連記事:ハムスターは夏が苦手!万全にしておきたい暑さ対策

ただし、全く季節感がなくなってしまうと体毛の生え変わりなどが上手くいかなくなります。

それほど神経質になる必要はありませんが、ハムスターは体が大きいほど寒さに弱く、最も大きなゴールデンハムスターは特に寒さに弱い種類と言えます。
冬場は特に、気温が下がりすぎないよう気を付けてください。

ゴールデンハムスターの性格~飼い主にはなつく?

ゴールデンハムスターは、ハムスターの中では比較的おっとりとしていて、人にもなつきやすいと言われています。

ハムスターは一般的に落ち着きのない生き物で、飼い主が一緒に遊ぶというよりは、可愛い姿を愛でて楽しむ事に向いているペットと言えるでしょう。

その中にあって、ゴールデンハムスターはのんびりしていてなつきやすい個体が多い種類です。

さらに体が大きい事もあり、手のひらに乗せるなど飼い主さんと触れ合う事に一番向いている種類と言えるかも知れません。

しかし、ハムスターは種類による差以上に個体による個性の違いが大きい生き物でもあります。

一匹一匹性格は違いますので、飼う際には自分の元にいるハムスターの性格をよく見て、個体に合った付き合い方をしてあげてください。

また、ゴールデンハムスターに限らず、飼い主を他の人間と区別して憶えることはあまりできないようです。
よくなつく個体は、人間全般に慣れていると考えましょう。

近年の人気

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元々は人気の種類として知られていましたが、近年はジャンガリアンハムスターの人気に押されている傾向があります。

ジャンガリアンに代表されるドワーフハムスター(小型のハムスター)は見た目にも可愛らしく、近年高い人気を誇っています。

とはいえ、ペットとしての長い歴史を持つゴールデンハムスターも、ハムスターの定番として根強い人気を誇っています。
飼いやすくなつきやすいことに加え、近年では様々な毛色のバリエーションの中から人気を集めるカラーが出現。

中でもクリーム色のキンクマハムスターは特に人気があります。

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毛色の種類

ゴールデンハムスターと言っても様々な毛質と色の子が存在します。

最もメジャーなのはこのノーマルタイプで、上記の画像の子がそれに当てはまります。

ゴールデンハムスターと聞くと、多くの人がこの種類を思い浮かべると思いますが、実は多くの種類に分類されるのはご存じでしょうか?

どういった種類の子がいるのか、下記で紹介していきます。

キンクマ

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クリーム色、あるいはアプリコット色とも言われる明るい茶系の優しいカラー。

毛色が金色で、顔立ちがクマに似ていることからキンクマと呼ばれています。

ゴールデンハムスターの中でも特に大人しい性格の個体が多く、非常に人気のあるカラーです。

関連記事:近頃の人気品種、キンクマハムスターとは?飼い方、性格、身体の大きさは?

ドミナントスポット

まだら模様のあるゴールデンハムスターを総称してドミナントスポットと呼びます。

茶系やベージュ系などまだらの毛色にも種類がありますが、中でも白地に黒のまだらがあるものを「ダルメシアン」と呼んで区別することもあります。

ドミナントスポットの個体同士を掛け合わせた場合、遺伝子の関係で生まれる前に死んでしまうため、狙ってこの毛色を出すのは難しいのだとか。

アンブロウス

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焦げ茶色が入った毛色をアンブロウスと呼びます。

単純にアンプロウスと言えば、お腹が白いほかは全身焦げ茶色の個体を指します。

また、ノーマルと同じ模様のアンブロウスゴールデンやお腹に白い帯のあるバンデッドのアンブロウスなどもあります。

ホワイト

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一部で人気の色です。

見た目の色こそ白ですが、遺伝子としてはグレー系統が派生している種類に過ぎません。

[追記]

業者の中には利益だけを考え、手っ取り早くホワイトを生み出そうとホワイト同士を交配させることも稀にあるようですが、この場合、遺伝子異常で死産、奇形の個体が生まれてくることがあります。

※リスクを考えずに、珍しいカラーを無理やり産出しようという問題はハムスターだけでなく、犬で言われるようになってきています。

近年、問題視されるようになってきてはいるものの、特に犬のブリーディング業界では、まだまだ悪徳業者が蔓延っているという現実があります。

身体の大きさ

体長:オス・約18.2cm メス・約19.2cm
体重:オス・約85~130g メス・約95~150g

ハムスターの中では最も大きな種類で、オスよりもメスの方が大きくなる傾向があります。

おっとりした性格のためあまり噛む事はないと言われていますが、もし噛まれた場合は体が大きく力が強い分、それなりの怪我につながることが多いので注意が必要です。

体が大きいため、手のひらに乗せるなど直接のふれあいを求める人におすすめの種類です。

寿命

大半の個体の寿命は2~3年程度。

他の種類と比べても同程度で特に短かったり長いといったことはありません。

ペットショップで購入

数ある中でもメジャーな種類なので、ハムスターを扱うペットショップでしたら必ず店頭にいます。

ただ、この場合、一般的なカラー、毛質の子ばかりで珍しい個体はほとんどいません。

値段

一般的には1,000~2,000円くらいの比較的手軽な値段で流通しています。

ただし、人気のある珍しい毛色の場合は高額になり、4,000円くらいで売られていることもあります。

まとめ

近年、ジャンガリアンハムスターなど小型のハムスターに押されがちなゴールデンハムスターですが、古くからペットとして人間の側にいた種類です。

飼うための情報も揃っていますし、飼育もしやすく、さらにはおっとりした性格で人間にもなつきやすいので、ハムスターを初めて飼育するという方にもおすすめの種類でもあります。

-ゴールデンハムスター

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