ペットでハリネズミを飼う!飼育方法と餌、必要なものとは?

2017/09/19

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ハリネズミというと、ご存じの通り、針のようなトゲをまとうハリネズミ科の動物。

ハリネズミという名前からネズミの仲間とされがちですが、生態でいうとモグラに近い。
近年はペットに選ばれることが増えてきましたが、ヨーロッパでは中世から飼われており、人間との付き合いは決して最近のことではありません。

今回はそんなハリネズミのペットとしての飼い方、飼育に必要なものについて紹介していきたいと思います。

なお、性格、大きさといった動物としての基本的な部分については下記を参考にしてください。
関連:ハリネズミは人になつく?性格、寿命、値段は?購入前に注意すべき4つのポイント

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ハリネズミはペットとして飼えます

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ハリネズミは古くから世界でペットとして認められ親しまれています。

鳴き声も気にならず抜け毛が無いので動物アレルギーが出にくい小動物です。体臭は少なく、排泄物(食べているものにもよります)もそれ程臭くないので人気が有ります。

日本でも専用のエサが市販されているため比較的飼いやすいペットになりました。

ハリネズミの飼い方

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夜行性の動物ですので昼間は静かな環境が適しています。

ハリネズミは温度管理が大切です。寒さに弱いので気温が下がりすぎると冬眠状態になってしまい命を落とす危険が有ります。冬は24度以上、夏は30度以下を保ち、湿度は40%くらいが理想です。

また、上記温度の範囲内であってもケージは直射日光があたる場所に置かないで下さい。
特に夏場は熱中症や脱水、皮膚病にかかる危険が有ります。

野生化では単独で暮らしているため多頭飼いに向いていません。複数飼うなら別ケージを用意しましょう。

ハリネズミという名前ですがモグラの仲間です。
嗅覚が鋭いので飼い始めは飼い主の匂いを覚えてもらう為に手のひらに乗せましょう。

ショップから迎えた3日間は新しい環境に慣れるまで見守るだけにします。ケージ内には隠れる場所が必要なので巣箱や寝袋などを用意します。

嗅覚が鋭いので飼い主の匂いが付いた衣服などを、前もって小屋に入れておくと落ち着ける場所として飼い主に早く慣れますのでお勧めです。

餌を手から与えると早く懐いて飼い主を覚えてくれますが視力が弱いので餌と間違えて指を噛まれることがあります。
段差などに気が付かないことが有りますので、高いところからの転落などは気を付けてください。また、聴覚も鋭いので優しく話しかけて声も覚えてもらいましょう。

トイレの躾が出来ないと言われていますが気長に教える事で躾が出来ることも有るようです。その際は糞をトイレに少し入れて教えてあげます。ハリネズミ専用トイレも市販されています。

初めのうちは慣れないため威嚇で針を立てる事も有るかもしれませんが、普段は針が寝ている状態で触っても痛くありません。体毛が固く変化したものが針なのでケージ内に針が落ちていることも有ります。針は自分を守るための物なので攻撃のために針で刺そうとすることは無いようです。

懐くというより慣れるとい表現が合うハリネズミなので気長に穏やかに接しましょう。
ハリネズミカフェが有るくらいですから人間に触られたり抱かれたりする事がさほど苦痛でないハリネズミも存在しています。

せっかく慣れていたのに突然怒るようになった時はストレスが溜まっている為か、ショップに居た時にペアで入れられていたなら妊娠の可能性も有ります。
また、体調が悪い為の防衛反応などが考えられますので注意して観察し、異常を感じたらすぐに病院に行きましょう。

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ハリネズミは餌は何を食べる?

餌はハリネズミ専用のフードがお勧めです。専用フードを数種類混ぜて与えるのも良いでしょう。

手に入らない時はキャットフードやドッグフード、フェレットフード等でも代用出来ます。

あわせて昆虫(コオロギ・ミルワームなど)、肉類(ピンクマウス・加熱した鶏ささみなど)、茹でた卵、果物(リンゴ・ナシ・バナナ・ベリーなど)、野菜(ニンジン・コーン・小松菜・かぼちゃ・サツマイモなど)の副食も与えます。
ハリネズミは偏食する子もいますので食べる量が減るようならメニューを変えるなどしてみましょう。

雑食で食べられるものが多いので、様々なものを試してみてください。

飼育に必要な物

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ハリネズミの飼育に必要なものは主にケージ、餌や水入れ、ヒーター、床材となります。

基本的にハムスターと似ており、変わったものを揃えなければいけないといったことはありませんが、唯一、覚えておいてほしいのがヒーター。
寒さに弱いハリネズミにとっては必要不可欠なものになっています。

ケージ

ハリネズミにお勧めのケージはどのような物が有るでしょうか?

個体差は大きいですがハリネズミは想像以上に走り回る動物なので、ケージの大きさは60センチ~90センチ位は必要です。
上下運動は無く高さはそれ程必要では有りません。

アクリルで出来た市販のケージが販売されていますが高価(5万円前後)です。良い点は保温性が高い事で弱点は湿気がこもりやすいところですでしょうか。
網のケージなら1万円以下でも有りますが舐めても危険が無いようにステンレス製がお勧めです。網は夏は涼しいですが冬の対策は必須となります。

手作りケージを楽しまれている方も多く衣類用のプラスチック容器を改造したり、ホームセンターなどで材料を購入したりして本格的に作られている方も居ます。

プラスチック製で気を付ける事は保温性が低くヒーターなどの熱源で溶ける恐れも有りますので要注意です。
水槽を代用されている方も居ますが、大変重いので洗うなどの手入れが難しく、蓋が無いので脱走の危険も有ります。

ケージの設置場所ですが、ハリネズミは聴覚が鋭いためテレビやステレオなどの音の出る物から離し、振動の少ない場所を選んでください。

水入れ

ケージ内に水を置くときは汚れないような場所に置くか、汚れるようなら新しい水に何回か変えることが必要です。

餌にもよりますが水分の少ない餌なら小さいウオーターボトルでは足りない時も有ります。
しかし、ウサギ用などの大きめだと水が出すぎる場合も有りますので様子を見ながら設置します。小鳥用の水飲みタンクなどもお勧めです。

ヒーター

寒さに弱く冬眠すると命の危険もあるハリネズミにとってヒーターは必須です。

床に置くタイプや保温電球などが有るものと併用するのも良いです。

そしてケージ内がどの位の温度になっているか分かるように寒暖計の設置もお勧めです。小動物用のシートヒーターは4000円くらいで販売されています。
夏はクーラーがベストですが体熱を逃すひんやりボードなどが市販されているので、そちらも検討してみてください。

床材

ペットシーツ(クシャクシャにしたり、下に潜られたりしないように工夫が必要です)、広葉樹のおがくず(使用前にザルに入れ細かい木くずを落としましょう)、猫砂(食べない素材を選びます)、コーンリター(食べても安心ですが掃除がし難い)、牧草(短いのがお勧めで目に先端が刺さる危険があります)、新聞紙(シュレッターで細かくして使っても良いです)などが有ります。

ハウス(寝床)

安心して眠れるように専用のハウスが必要です。
ハリネズミ専用のハウスが市販されていますがウサギ用なども使えます。また段ボールなどで手作りされている方も居ます。

回し車

運動不足解消にお勧めですが回っている時に隙間に足を挟んだりしてケガをする事も有り、設置には賛否両論があるのも事実です。また、せっかく設置しても全く興味を示さない個体も居ますので、そういう場合は撤去してケージを広くするのも良いでしょう。

さいごに

ハリネズミは診察できる獣医師が少ないので、購入前に病院を探しておき、出来れば健康診断を兼ねて場所を確認する事をお勧めします。

物言わぬペットは体調が悪いと分かった時には手遅れの場合が多いです。健康な時の体重を測定しておきましょう。
毎日のチェック(食欲・水の減り具合・瞳・鼻水・呼吸・便など)は欠かさず行うのも飼い主の務めでもあります。

そしてハリネズミの習性や病気などがよく分かる本も用意します。ペットを飼う前は楽しい事ばかり空想してしまいがちですが、思うように行かない事も時に出てきます。

一度飼うと決めたら終世飼養を決め、とても表情豊かで見ていても飽きないハリネズミライフを楽しんでください。

-ハリネズミ

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