ジュウシマツ(十姉妹)はペットとしての飼育方法~鳴き声、餌は?手乗りにできる?

2018/06/30

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ジュウシマツ(十姉妹)はくちばしが円錐型で小さな体を持つフィンチの代表格

くちばしの先端が鍵状になっているインコの代表格がセキセイインコなら、フィンチといえばこのジュウシマツを思い浮かべる方が多いでしょう。

今回は鳴き声が可愛く、飼育、繁殖も容易で古くから日本人に愛されてきたジュウシマツをご紹介します。

数十年前にはジュウシマツの繁殖が流行し、市場に飼育書などが多く出回っていたそうです。
繁殖や飼育に興味がある方は一度お爺ちゃんやお婆ちゃんに飼育経験が無いか尋ねてみるのも良いかもしれません。

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ジュウシマツってどんな鳥?

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ジュウシマツはスズメ目カエデチョウ科の鳥で体長は約12センチ、体重は12~18グラムの小さい鳥です。

野生種では存在せず、野生の鳥をペットとして改良した鳥で日本では江戸時代に中国から輸入されたと言われています。

漢字では十姉妹と書くのですが、これは姉妹や家族、仲間と大勢で暮らす事が出来るという部分から名付けられたとされています。

確かに小さなツボ巣から多くのジュウシマツの顔がのぞいている姿や止まり木に仲良く並ぶ姿を思い浮かべると、上手く名付けたと納得してしまいます。

ペットとして飼育できる?

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ペットとして改良された鳥ですので飼育は容易です。

極端な暑さや寒さは避けなければいけませんが、過保護にする必要のない丈夫な鳥と言えるでしょう。

自然界には存在しない鳥なので動きは鈍く飛翔力も弱く活発に動き回ることは少ないです。手乗りにして放鳥時間が取れる場合は大きなケージは必要ないでしょう。

ジュウシマツはペアで飼育しツボ巣を入れると繁殖が容易です。

繁殖シーズンは春と秋で、子育て上手ですのでヒナが多く誕生する可能性が有ります。
しかし親に子育てを全て任せてしまうとヒナたちは手乗りになりません。親が手乗りであればヒナたちも人間への警戒心は少なくなりますが、べた馴れになるのは難しいでしょう。

ペットとしてべた馴れのジュウシマツを希望されるなら、親から引き離してヒナからの挿し餌をする必要が有ります。

インコと異なり、手乗りのジュウシマツとして販売しているペットショップは殆んど無く、ヒナから購入するか繁殖させてヒナから挿し餌をして手乗りにします。

ただしジュウシマツのヒナは大変小さいので挿し餌や温度管理が難しくリスクも伴います。
これらの点から手乗りのペットとしてより観賞用、繁殖を楽しむことに適した鳥とも言えるでしょう。

多くのヒナが誕生したら近親交配させないように早めに雌雄を分けます。

外見での判別は難しいですが、オスはさえずりが上手で尾羽を上下に振るような動きをしますので、よく観察すると判別は可能です。

繁殖を希望しないなら同性で飼育します。ケージ内にツボ巣を入れると安心して眠ります。
また、クチバシの力が弱いのでインコのように噛まれて流血することは無く、噛まれたとしても少し痛い程度です。

餌は何を食べる?

普段はフィンチ用のシードやペレットが主食にし、他に青菜(小松菜・青梗菜など)、ボレー粉、塩土、清潔な水を与えます。

繁殖をしたい時は春か秋にあわ玉(粟の実に卵を添加した物)を与えます。

ジュウシマツはツボ巣をケージ内に入れるだけで繁殖する事が多く、あわ玉は必要ない場合も有ります。
ただしカルシウム(ボレー粉など)は普段より多く必要です。また、繁殖用のペレットも市販されています。

ヒナへの挿し餌は、ヒナ用のパウダーフードをシリンジ(ペットショップで販売されています)でヒナの成長に合わせて日に数回与えます。

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複数飼いは可能?

ジュウシマツは温和で臆病、攻撃性が低く飼いやすい鳥ですし、大勢でいることが好きなので複数飼いが可能です。

ただし、雌雄が一緒だと繁殖しやすく増えすぎて困る事も有りますので、同性同士でケージを分けなければいけません。
繁殖が簡単で子育て上手なので他の鳥の卵を抱かせてヒナを孵し育てる事(仮親)も出来ます。

鳴き声

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普段の鳴き声は「プッ、プッ」、メスはやや低い声で「ジュリー」、オスのほうが甲高い声で「ピィー」と鳴き、繁殖期はよくさえずりますが鳴き声は小さいので防音対策は必要ないでしょう。

また、ジュウシマツのようなフィンチと呼ばれる種類はインコのようにお喋りできません。

寿命

3年~9年で8年以上生きる事が多いです。

価格

1,200円~2,000円位で梵天、千代田、中納言、大納言などの芸物ジュウシマツは高価になります。

まとめ

温厚な性格で丈夫なジュウシマツは鳥飼育の初心者にお勧めできる鳥です。鳴き声も小さく噛む事も殆んど無く、仲間同士の喧嘩も少なく安心です。

小さな体に秘めた繁殖力と子育て上手な才能、複数飼育に向いている性格は平和のシンボルのように思えます。
以前ほどペットショップで見かけることが少なくなったのが残念ですが、鳥初心者の方や繁殖に興味のある方はジュウシマツから初めてみては如何でしょうか?

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-フィンチ, 十姉妹

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