ネザーランドドワーフの飼育方法と産出からの歴史~性格、寿命、価格などを紹介!

2018/07/27

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うさぎの中でも特に人気があるのがネザーランドドワーフ。

ピーターラビットのモデルとしても有名で知名度も抜群のネザーらドワーフですが、品種としての魅力はどういったところにあるのでしょうか。
今回はそんなネザーランドドワーフの特徴について見ていきましょう。

どのうさぎを飼おうか迷っているのならば、是非とも参考にしてみてください。
多くの家庭で飼われている理由がすぐに理解できるはずです。

ネザーランドドワーフは何位?他の人気のうさぎは?
関連記事:ペットとして人気のうさぎの種類を紹介!決め手は飼いやすさ?

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ネザーランドドワーフ産出からの歴史

オランダを意味するネザーランドが示す通り、ネザーランドドワーフはオランダで誕生した品種です。

20世紀初頭、オランダ原産の「ダッチ」という品種の改良中に生まれた、突然変異の小さな個体に、野生のウサギを交配させて作られて誕生したネザーランドドワーフであるとされています。

(イギリス原産の「ポーリッシュ」種と野生のアナウサギを交配させて作られたという説もあります)

改良後は、1948年にイギリス、1960年~1970年にアメリカに輸入されるようになりました。

野生品種の血が流れているため、誕生初期には小さくかわいらしい見た目に反し、凶暴で攻撃的な性格も持ち合わせていたそうです。
このようなペットとしてはやや不向きな性質も、改良を重ねることで現在のような温和で友好的な性格へと変化していきました。

しかし現在でも、他の大型種などに比べると、ややエネルギッシュで野性的な一面を持ち合わせています。
もちろん個体差はありますが、それらの性質は彼らの祖先とのつながりを強く感じさせてくれますね。

ネザーランドドワーフの飼い方

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ネザーランドドワーフはとても小さなウサギです。

ウサギを飼うにあたって、当然ケージが必要になるのですが、まずネザーランドドワーフの体の大きさに合わせたケージを用意してください。

狭すぎて身動きの取れないケージはもちろんNGですし、ウサギはケージを自分の縄張りとして管理しようとするので、広すぎるケージもストレスの元になります。

この辺りはネザーランドドワーフに限らず、他の種類のうさぎにも言えることですが、餌入れや水飲みなどを置いた上で、空きスペースで自由に動き回れるぎりぎりくらいの大きさがベストです。

他の種類のウサギと同じく、ケージの中には床材を敷き、餌入れや水飲み・かじるための木や牧草などを用意してあげましょう。

また、1日に1回程度、室内を散歩させてあげてください。
その際、危険なものや、かじってはいけないものは片付けておくか、サークルなどで安全を確保してください。

ネザーランドドワーフを飼う上で特に注意が必要なのは温度管理です。

飼いうさぎの中でも温度の変化に弱い種類になりますので、エアコンで温度を管理できる部屋で飼うのは大前提。
その上で、早めに防寒・防暑のためのグッズを用意してください。ペット用のヒーターは冬が来る前に、保冷剤も夏が来る前に揃えておくと安心です。

餌は牧草をメインに、ペレットなどで栄養を補ってあげるのが基本です。

特に飼い始めは、ペットショップで与えられていたのとできるだけ同じものを用意し、徐々に慣れさせていきましょう。

また、縄張り意識が強いため、大人になってからの多頭飼いには向きません。多頭飼いする場合は、子供の頃から慣らしておくことが必要です。

関連記事:ネザーランドドワーフを飼育する際の4つの注意点

ネザーランドドワーフの飼育で必要なもの

ネザーランドドワーフの飼育で必要なのは、以下のアイテムになります。

ケージ

ある程度狭いほうが落ち着くので、あまり広さは必要ありません。

身体が小さいので、一般的な広さのケージであっても狭く感じることはないでしょう。
また、清潔さが保ちやすいよう、床がプラスチックスノコや金網になっているものなどがおすすめです。

ペットシーツ

ケージの下(スノコの下)に敷いておくと、掃除が楽になります。

トイレ・トイレ砂

トイレはケージ内のスペースを広くとれるように、コーナーにおける三角タイプがおすすめです。

餌入れ

餌入れはひっくり返されることもあるので、ある程度重さのあるものか固定式のものを選んでください。

ウォーターボトル

衛生面を考えると、お皿タイプの水入れよりも、ウォーターボトルがおすすめ。

様々な種類のものが販売されていますが、多少、値は張ってもお手入れが容易なものが理想的です。

キャリーバッグ

お店から自宅まで連れ帰る時や病院へ行く時などに必要になります。

こちらも多くの種類がお店に並んでいますが、安全性の高いものを選んでください。

サークル

ケージの外で遊ばせる時は、脱走防止や危険回避のため、サークルを設置しましょう。

以前まではサークルの重要度は低く見られていましたが、身体の小さいネザーランドドワーフの場合、狭い場所に入り込んでしまったりすることが多いので、小さいサイズのもので構わないので用意してあげてください。

おもちゃ

ネザーランドドワーフも他のウサギと同様、齧ることが大好き。
齧り木などやおもちゃを与えてあげましょう。

ブラッシング用品・爪切り

毛玉を取るためのブラシや、グルーミングスプレーなどを用意しましょう。

また、お店で爪切りをしない場合は、家でしてあげなくてはなりません。
早い段階で用意しておいてください。

餌の与え方と量

ネザーランドドワーフに与える餌のメインは、牧草になります。
そして補助食材として、ペレットフードを与えましょう。

ペレットフードは栄養価が高いのですが、それ故に食べすぎると肥満になる可能性があります。
あくまでもメインは牧草で、牧草7割、ペレット3割ほどの割合で与えましょう。

野菜や果物は大好きなので良く食べますが、それらも食べすぎは禁物です。
あくまでも、野菜や果物は「オヤツ」として少量だけ与えてください。

1日に与える全体的な量の目安としては、以下のようになります。

・牧草…好きなだけ食べさせる
・ペレット…体重の5%ほど
・野菜…体重1kgに対して1/2カップ
・果物…体重1kgに対して大匙1杯ほど

当然食べる量には個体差があるので、前日にどれだけ食べたかを記録しておき、少しだけ余りが出るくらいの量に調整しましょう。

ネザーランドドワーフってどんな性格?

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ネザーランドドワーフは基本的に活発で好奇心が旺盛な性格の持ち主。

品種改良の際に野生のウサギが使われていた事もあり、臆病で神経質な反面、意外にやんちゃで気の強いところもあります。

これらの性質の出方により、人懐っこいものから人を寄せ付けないものまで、個体によって性格に違いが出ることがあります。

元々の性格の違いに加えて、環境や飼い主さんの接し方にも影響を受けると考えられます。

子ウサギのうちから、怖がらないようリラックスできる環境を整えてスキンシップを欠かさないようにすることで、よりフレンドリーな関係を築けるでしょう。

飼い主になつく?

ネザーランドドワーフは、一般的に他のウサギよりも人懐こい性格をしていると言われています。

愛情を持って接することで飼い主にもなついてくれますが、だからとって、家に連れて帰ってすぐになついてくれるわけではありません。

神経質で警戒心の強い一面もあるので、慣れるまでには少々時間がかかることもあります。
個体によっては野性的な面が強い子もいますが、基本的にはじっくりと時間をかけて慣らしていけば、とても人懐こくなってくれる可能性の高い品種です。

慣れてくると、犬や猫のように甘えてくるようになったりもしますが、個体差や飼育環境によっては、いつまでもなつかないという可能性もゼロではありません。

そのことは、頭の隅に置いておきましょう。

しつけはどこまでできる?

ネザーランドドワーフは、トイレのしつけを覚えやすいウサギです。

成長してからのしつけはかなり難しいですが、子ウサギのうちならば、高い確率でトイレを覚えてくれるでしょう。
トイレのしつけの際に気を付けるポイントは、以下の通り。

・トイレを寝床や餌場の近くに置かない
・トイレ以外の場所で糞尿をしたら、すぐにふき取る
・トイレの中に、尿のにおいが付いた紙や砂を入れておく

これらの点を子ウサギのうちに徹底して、しつけを行いましょう。
ただししっかりとしつけを行っていても、ウサギがトイレ以外にも「排泄場所」と決めてしまう場合や、縄張りを主張するためのスプレー行為などをすることはあります。

一人暮らしでも飼いやすい

やんちゃな部分もあるネザーランドドワーフですが、飼い主に懐きやすく、噛んだりすることもほとんどないので、うさぎを初めて飼う際に選ばれることも多いです。

身体の臭いも少なく、トイレの場所等、最低限のしつけも可能なので、一人暮らしでも十分に飼うことが出来ます。

とはいえ、そこはデリケートなうさぎ。
在宅時はしっかりとしたスキンシップでの愛情表現が必要不可欠になります。

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身体の大きさ

体長:約25cm
体重:約1kg

飼いウサギの中でも最も小さな種類のウサギです。
オスの方がやや頭が大きく丸顔です。

但し、他の種類の血筋が混ざっていたり、或いはネザーランドではなく近縁種やミニウサギの子供だったりする場合があり、その場合、上記のネザーランドドワーフの標準サイズよりかなり大きくなるようです。

関連記事:成長しても小さい?ミニウサギの身体の大きさ、性格、値段は?寿命は長い?

大きくなっても可愛いウサギであることに変わりはありませんが、ケージを上記の大きさに合わせて用意していると狭くなるなど困ったことも。

ペットショップなどで購入する場合、値段が安過ぎる場合は注意が必要です。
純潔のネザーランドドワーフを飼いたい場合は、信用できるブリーダーからの購入が安心でしょう。

寿命

ネザーランドドワーフの平均寿命は5年〜10年と言われています。

幅があるのは、環境から受けるストレスなどの影響を強く受けるため、個体によって差が大きいためで、長いものでは13年生きた個体もいます。

長く生きてもらうためにも、清潔でストレスのない環境を保ってあげることが重要です。

被毛の特徴

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被毛はアンダーコートにロールバックと呼ばれる毛が密集して生えており、かなりのボリューム感があります。

手触りが良いというのもネザーランドドワーフの人気の要素の一つですが、換毛期である春と秋は抜け毛が特に多くなります。
短毛種ではありますが、この時期は特に念入りにブラッシングしてあげてください。

関連記事:うさぎの換毛期はいつ?気を付けたい毛玉症とブラッシングの重要性

価格には幅がある

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ネザーランドドワーフの価格ですが、ペットショップだと多くの固体が1万~3万円程度になります。
生まれてからの月数でも変わってきますが、おおよそがこの範囲内となっています。

一方、ウサギ専門店などでは少し高くなり、3万円前後から被毛が珍しいものだと7万円くらいになる場合もあります。
ブリーダーから購入する場合も専門店と同程度か、少し高額となります。

なじみのペットショップにいる子の価格を知っていると、ブリーダー等が設定している価格に驚いてしまうことも少なくありません。
時に「法外な価格だ」と思うこともあるかもしれませんが、これにはしっかりとした理由があります。

ブリーダー、専門店の固体が高額な理由

ブリーダー、専門店と一般的なペットショップとで、なぜここまで価格に開きがあるのか?

一番の理由は血統書の有無です。

血統書があるということは、その子の先祖をしっかりと把握しているということで、確実にネザーランドドワーフとされる子を購入することができます。

また、ブリーダーから購入する際、購入を検討している子の両親を見せてくれることが多く、最終的にどれぐらいの大きさまで成長するのかをある程度、把握することができます。

それに対し、ペットショップだと、産出にあたってミニウサギが絡んでいる等して血統書がないということも少なくありません。
※ミニウサギが絡むと、いわゆる雑種扱いになります。

もちろん、正式なネザーランドドワーフであることもありますが、成長すると体長25cm、体重1kgという本来の大きさに収まらないこともあります。
ペットショップで1万円という超安価な子の場合は、将来、大きくなる可能性があると頭に入れておいてください。

正真正銘のネザーランドドワーフが欲しいという場合は割高ではありますが、ブリーダーから購入するのが良いかもしれません。

※このネザーランドドワーフといううさぎ自体、身体の小ささを求めて選ばれることが多いため、成長後も大きくならないであろう固体ほど価格は上がっていく傾向があります。

ただし、親が小さいからその子供も小さいままという保証はなく、時に例外というのもあるということは頭に入れておいた方がいいかもしれません。

さいごに

身体が小さく飼いやすいこともあって、うさぎといえばネザーランドドワーフを思い浮かべる人も多く、まさにオーソドックスのうさぎとも言えます。

飼いやすさは犬以上とも言われ、もしもの時は街の獣医でも診てもらうことができます。
初めてうさぎを飼うご家庭にも安心してオススメできる品種ともいえます。

-ネザーランドドワーフ

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