ペットとして人気の猿、スローロリスの飼育方法!性格、価格、飼育に必要な物

2017/09/19

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近年、ペットとして猿を飼育する家庭が増えてきつつありますが、その中でもスローロリスは人気の種類の一つ。

小さな身体に大きな目、その名の通り、ゆっくりとした動きで日常を過ごすスローロリスは他の生き物ではなかなか見られない特徴でもあり、様々な部分に魅力に感じて飼われています。

今回はそんなスローロリスをペットとして飼育する上での知識について紹介していきたいと思います。

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スローロリスの飼育方法

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主に亜熱帯地域に生息するスローロリスは寒さに弱く、適温は27度位、湿度50パーセント程度の環境が良いと言われています。
日本の気候を考えると、一年を通して温度湿度管理に気を配らなくてはなりません。

特に寒い冬場は、ゲージを温室風にするなど工夫して温度管理をすると良いようです。

夜行性なので、日中は眠れるように静かで暗い場所にゲージを置き、もしも暗い場所が無い場合は、ゲージに布を掛けるなどして光が入らないようにしましょう。

スローロリスは、身体の分泌液を寝床や木などに塗り付ける習性があり、ベタベタするからと掃除をしすぎるとストレスになるので、日々の掃除は食べ残しの片づけや排せつ物の処理程度にしておきます。

関連記事:猿を飼育は難しいって本当?気を付けたい4つのポイント

飼育に必要なもの

飼育に必要なものは以下のとおり。

ただし、”スローロリス用”として販売されているものは恐らく無いので、他の生き物の物を代用として使用することになります。

ケージ

専用の物がないので、猫やオウムなどの飼育用で四方45cm高さ90cm位はあった方が良いでしょう。

スローロリスは手先が器用なので脱走防止の為に、網目が細かく出入り口は開けられないように止められる物か、針金などで止めるようにします。

日中は光が入らないように布をかぶせたリ、冬場は温室に出来るように工夫を施せる物が良いかもしれませんね。

木や枝

スローロリスは野生では木の上で生活しているので、ゲージの中にも木や枝は必需品です。

齧られても良いように農薬が使われていない物を選びましょう。

巣箱

隠れられる場所として、体温維持のためにも、小動物用の木製の巣箱やフェレット用のハンモック、タオルなど巣として使える物を入れてあげます。

餌入れ

食べ残しなどお手入れのしやすい物が良いでしょう。

うさぎやハムスターの餌入れは、ひっくり返さないように重い陶器製のものを選ぶべきとされていますが、スローロリスをはじめとする猿の場合、手先が器用で人間と同じように物を扱います。

安全性、身体の小ささも考慮して、重いものは最初から選ばない方が良いかもしれません。

給水器

うさぎなどの小動物用の錆びない給水器をゲージにつけてあげましょう。

ペット用保温ライトなど

ゲージを温められる保温ライトや巣(寝床)を温められるヒートシートなどがあると室温管理に便利です。

餌は何を与えるべき?

モンキーフードを中心にコオロギやミルワームなどの昆虫類、リンゴやバナナなどの果物、ヨーグルトやチーズなど栄養が偏らないように1日1回与えます。

野生下では1日の大半を餌探しに費やしているので、ゲージ内のどこかに餌を隠して運動を兼ねて探させるのも良いかもしれません。

食べるからと人間の食べ物を与えると、モンキーフードを食べなくなりますし、偏った食事になると、肥満や糖尿病、カルシウム不足からクル病などにつながるので気を付けましょう。

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スローロリスはどんな性格?

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とてものんびり行動するスローロリスの性格は、基本的には大人しく、あまり鳴かないので飼育の知識さえあれば飼いやすいと言えます。

普段はのんびり行動しますが、驚いた時などはすばやい動きが出来、飼い主を噛んだり、狭い隙間に入りこんだりしますので注意が必要です。

そして臆病でとてもデリケート、ストレスに弱く、特に生活環境の変化などがストレスになり内臓疾患等の病気になることがあります。

そのデリケートさは例え同じ部屋であっても見える景色が変わるだけで食欲が極端になくなったりすることもあるほど。

また、飼い始め、環境に慣れるまでの間はスキンシップを取るというよりも、そっとしておいてあげましょう。

どこで購入できる?

珍しい動物を扱っているペットショップで購入出来ますが、スローロリス属全種はワシントン条約で国際希少動植物種に指定されています。

譲渡等の規制対象になっているので、登録票(コピー使用不可)を伴わない販売、購入等は違法となります。

購入の際はそのあたりをしっかりとしている所を選ぶようにしてください。

利益だけを考えて、正式な手順を踏んでいない業者というのは、それ以外のことでも信用がおけないので、避けておいた方がいいかもしれません。

販売価格

販売価格は50万円から60万円、100万円以上する個体もあります。

スローロリスは飼育下での繁殖が難しく、譲渡、販売の際の規制の対象になっています。

そのため、国内で登録された両親から生まれた子どものみが販売されている形になっているので、数じたいが少なくなってしまい、高価になっています。

さいごに

スローロリスは大人しい性格から飼いやすいですが、身体が小さくデリケートなので飼育はとても難しく、まだ解明されていない点も多いことから飼育は難しいとされています。

飼育の間違いから突然死や病気を発症することが多い動物なので、年に一度は血液検査やレントゲン検査など健康診断をお勧めします。

そして飼う前に気を付けておきたいのがスローロリスに対して目や鼻の痒み、アナフィラキーショック発症などアレルギー反応を示す人がいるということ。

スローロリスは飼い始めてから後悔しても登録票の変更手続きなどがあり、安易に譲渡が出来ませんし、犬などとは異なり、自身が飼えなくなった時に代わりに飼育してくれる人を探すのが非常に困難になります。

飼育を検討している方は、あらかじめこういったことを頭に入れておく必要があります。

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-スローロリス,

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